ゲームの面白さとは一体何なのだろうかと思うことがある。
基本的には動かす面白さがあって、収集する面白さがある。戦略を組み立てる面白さや達成する面白さもあれば物語を体験する面白さもある。
ゲームに於いてはそれぞれが混ざり合って一つに形成されている。
わかりやすい例として、子供の頃に皆がふれてきたものを挙げると、
「にゃんたんのゲームブック」に代表されるゲームブック系は選択肢を選び、何度もゲームオーバーになりながらも最後のハッピーエンドのページに向かうという達成する面白さと、その物語を単に読み進めるだけではなく体験するという面白さがある。
小学生の時によく流行る「机の上で消しゴムをぶつけあうアレ」もゲームとしてしっかり成立している。消しゴムを上手い力加減で弾くという操作する面白さはなんともいいがたいほどのものであり、もっと強そうな消しゴムをと、収集する面白さは友人達を夢中にさせて、消しゴムを無駄に何個も持っている奴が大勢いた。それにはあえてぶつけに行かないとか、わざと机の端に持っていくとかの戦略を組み立てる面白さもあった。もちろんそれには最後まで勝ち残るという達成する面白さもあった。
前述したようなアナログなゲームにはこうした基本的な面白さとローカルルール、TRPGのサプリメントのような拡張する面白さがあるが、
近年のテレビゲームなどには他のフレーバーのような役割をするグラフィックスの良さを使った見る面白さや演出を使った気付き的な面白さがある。フレーバーとしての役割と言うのなら、前述したDLCなどの拡張する面白さもある。
そのフレーバー的な要素をメインのウリにしたゲームも少なくないが、それらが売れるのはそのゲームの基本要素が上手く出来ているからに他ならない。
何故、何が面白いからこのテレビゲームは自分はプレイいるのかというのを考えていくと、最初に挙げた要素がゲームを面白くしているから、自分はプレイしているのだなとそのうち気付くのだ。
今僕がハマっているTitanFallだってそうだ。操作が気持ちよくなければどれだけロボがかっこよくてもプレイする気にはならないし、一本道で銃を撃ちあうだけの戦略もクソもない内容だったら手に取る気にもならない。勝ち負けなんてありませんよというルールも何もない作りだったらプレイして5分で売りに行くだろう。
MODがすごいすごいと言われるSkyrimだって、基本的にはしっかりとした作りだ。MODがないと楽しくないと言うわけではない。MODは殆どは個人が足りないと思った部分を補ったりプレイ内容を拡張したりものだ。けしてメイン所ではない。
だからと言って僕はMODをけなしているわけでもない。MODにはHalf-LifeのMODとしてPortalやCounter-Strikeが出来、そしてそれが独立したゲームタイトルとなったことに代表されるのように、全く新しいゲームが生まれ出てくる可能性もあるし、MODを導入することでいままでプレイしていたゲームがさらに面白くなるのだから。
まぁ、「面白くないゲームのMODを作るか?それとも入れてまでやりたいか?」ということだ。MODがあるということはそれだけ普通でも面白く、愛されているということに他ならない。
そうしたMODを作りたいと思わせるほどの面白さを持ったゲームを僕はいつも待ちわびているが、日本国内でその期待に応えてくれるゲーム会社は少ない。どころかひどいことをするところもたまにある。
そのひどいことの一つに最近は国内ではF2Pと称した基本無料の課金前提ゲームが据え置き機に出ていることがある。
まぁ課金前提なのはいいとしても、そいつらはプレイしても面白味が感じられないのだ。
僕がまぁまぁ好きだったシリーズの最新作もこの形式で出たのでやってみたのだが、
「~を買えば~が有利になります」だとか「これをプレイするには(課金アイテムとして得られるトークン)が必要です」とかいう表示が操作するたびにでる。
これは僕としてはかなり不快だしゲームの出来以前の問題だと僕は思う。
僕としてはゲームは課金前提で多少制限とかはあってもいいから気持ちよくプレイしたいのだ。
だから普通に面白くて気持ちよくプレイさせてくれるゲームを課金ゲーでもいいから国内メーカーは出してくれ頼む。DLCはよっぽど酷くない限りボロクソには言わないから。
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